仕事がはかどらなかったり、休日は何もしたくない。最近そう感じるのは自分の機嫌をとることをしていないのかもしれません。機嫌が悪い時は何をしてもうまくいかないので困ったものです。
一方で機嫌がいい状態だとなんでもうまくいきます。
「機嫌がいいということは最強のビジネススキル」本書を読んで学んだ事を少しづつ実行していきご機嫌をキープできるようになってきました。
それではご機嫌術を身に付け、仕事をパパっと終わらせて休日はどんなことにも楽しく挑戦する。そんなライフスキルを手に入れましょう。
ご機嫌状態が発揮するスキル
それではさっそく「ご機嫌」がもたらす効果とはいったい何があるか確認します。
機嫌がいい時の状態をリストアップしました。本書では30リストあげるようにとのことです。
※あくまでも個人の意見です。
- 人に優しい
- 人の話をちゃんと聞く
- 笑顔が増える
- 怒らない、イライラしない
- 面倒に思わない
- なんでもやれる気がする
- すぐ行動に移す
- 余裕がもてる
- 視野が広くなる
- 言葉がでやすい
- 掃除とかする
- コミュニケーションに積極的
- あいさつする
- 仕事が早い
- 集中力が増す
- 余裕が持てる
- 自己管理能力が増す
- 楽しい気分になる
- ナイスアイディアが浮かぶ
- 感謝する気持ちが増す
- ユーモアが生まれる
- ハキハキ喋る
- 人を褒める
- 嫌なことに立ち向かう
- 歌を歌う
- 思考力が上がる
- 体が軽い
- 失敗を受け入れる
- 未来にわくわくする
- 記憶力が増す
- 字が丁寧になる
- 謙虚な心になる
- 好奇心が増す
- 幸福感が増す
- 相手を思いやる
- 自尊心が向上する
書き出したご機嫌状態リストを見てみると良いことばかりです。この状態をキープできると、すごい人間になれそうな気がします。もはや何にでもなれるのではないでしょうか。それくらい最強だと思いました。また小さな気づきですが、ご機嫌状態のときを書き出してみると自然に機嫌がよくなりました。時々、書き出したリストに目を通すだけでも効果が現れそうなのでオススメです。
不機嫌はこの逆の状態
ふと考えたのですが不機嫌な状態の時はこの逆なのでは?と思ったので書き出してみました。
- 人に優しくない
- 人の話をちゃんと聞かない
- 笑顔が減る
- 怒ったり、イライラしたり
- 面倒に思う
- 何もやる気がない
- 行動に移さない
- 余裕がない
- 視野が狭くなる
- 言葉がでにくい
- 掃除とかしない
- コミュニケーションに消極的
- あいさつしない
- 仕事が遅い
- 集中力が低下
- 余裕が持てない
- 自己管理能力が低下
- 嫌な気分になる
- アイディアが浮かばない
- 感謝する気持ちが減る
- ユーモアが生まれない
- ハキハキ喋らない
- 人を褒めれない
- 嫌なことから逃げる
- 歌わない
- 思考力が下がる
- 体が重い
- 失敗を受け入れない
- 未来に不安が生まれる
- 記憶力が低下
- 字が雑になる
- 傲慢な心になる
- 好奇心が低下
- 幸福感が減る
- 相手を思いやらない
- 自尊心が低下する
ひどい状態です。これでは対人関係も仕事も上手くいかないに決まっています。
不機嫌とはまさに時間のロスだと思うほかありません。
なるべく不機嫌な状態にならないように心掛けたい!そう強く思いました。
不機嫌に気づく
本書では感情に気づくことがなにより大事だと言っておられます。
それもそのはず、まず気づかないと不機嫌を野放しにしている状態なので改善なんかできませんよね。
それではどんな感情が不機嫌になってしまうか書き出してみました。この感情が出たら不機嫌になっている可能性が高いとゆうことです。
これは感情かな?って思うところもあると思いますが気にしないでください。
※あくまでも個人の意見です。
- イライラ
- 不安
- 心配
- 苦しい
- ムカムカ
- 混乱
- 退屈
- 悲しい
- 悔しい
- わからない
- やりたくない
- 怒り
- 恐れ
- 恥ずかしい
- 落ち込む
- 憎い
- フラストレーション
- 寂しい
- 弱気
- 絶望
- 被害者意識
- 気まずい
- ショック
- 疎外感
- うらやましい
- 焦り
- 面倒
- 拒絶
- 緊張
今度は逆にご機嫌な状態になりやすい感情を書き出してみました。
- わくわく
- 楽しい
- 嬉しい
- 気持ちいい
- 幸せ
- 感動
- おどろき
- ドキドキ
- 好奇心
- 満足
- 穏やか
- 愛しい
- 恋しい
- 解放感
- 感謝
- 安心感
- 強気
- 明るい
- 冷静
- 憧れ
- ポジティブ
- すっきり
書き出してみると、ご機嫌にアクセスする感情のほうが少ない結果となり悔しかったです。
しかし同時に「ご機嫌」より「不機嫌」になりやすいのが現実なのかな?という気づきを得られました。
日常では、この感情に目を向けずに行動や言動に出るから悪い状態になるのだと学びました。
✕ 嫌な感情 → 行動
〇 嫌な感情 → 解釈(気づく) → 行動
例えばプロゴルファーは1打1打の感情を聴いて言語化する練習をしたりします。それはつまり自身の心境を把握するのとしないとでは、大きな差が生まれるのだと思います。
イライラしてる状態に気づければ「自分はイライラしているな。パフォーマンスが落ちるから何か対処しなくちゃ」と思うかもしれません。
まずは今に生きると考える
変えられない過去に囚われて引きずっていても、わからない未来に心が揺らいでいてもどうしようもない。と車椅子バスケ日本代表のチームの方々が自身の体験から身に付けられた教訓です。これは今を生きるという立派なライフスキルです。
日頃から「今に生きる」と意識すれば不機嫌な原因をつくる過去や未来に囚われることなく、集中力の質が上がりパフォーマンスが向上するのです。
目標より目的を意識する
目標に向かって突き進むことは悪いことではありませんが、本書では目標とはトンネルの出口のようなもので、出た時だけ達成感や幸福感が味わえると書かれています。
言われてみればそうかもしれません。自分は目標に対し達成(出口)ばかり気にして焦りなどが感じられます。周りもろくに見ず妨げられたらイラっとして、まさに不機嫌な状態です。これはまさに自分の感情に気づいていないという発見です。
本書はそうなることを避けるために目的を意識するようにと強く書かれています。
目的は原動力
目的はその人の内側にあるエネルギーであり、原動力だから、誰も邪魔をしない、安定的な不動の炎!専門用語で言うと「内発的な動機」と言います。これで動いている人はブレることなくご機嫌状態であるため結果上手くいきやすいそうです。内発的な動機で動いている人は目標や結果に囚われない。そんなイメージをもちました。
ここで自分を例え話にさせてもらいますと
現在、妻と二人で裏庭に床タイルを敷くDIYが進められています。地面を掘ってコンクリートを作ってと大変な作業です。そのため、楽しいというより辛いのほうが強く感じてお互い不機嫌になっていました。
なぜ二人が不機嫌になったかというと、完成という目標に意識がいっていたためだと思われます。思うように進まなかったり、完成までまだこんなに作業が…。と考えると辛さがでてきて不機嫌な感情に。
ここで目的を意識するために自分に質問してみました。
「なぜ庭にタイルを敷こうとしているのか?」
- 草むしりをしたくないから
- 庭をオシャレにしたいから
- オシャレな庭を眺めたいから
- オシャレな庭でコーヒーを飲みながら読書したいから
- オシャレな庭で家族や友人とBBQしたいから
- 妻と時間を共有したいから
- 妻と一緒に楽しい思い出を作りたいから
- 自分でやってみたいから
と目的を確認すると焦っている自分は間違いだと気づき、不機嫌な気持ちは消え去りご機嫌になりました。これは自分にとって大きな大きな学びとなったため、日頃から原動力となる目的を意識するように心掛けています。
今、目に前のことを一生懸命楽しむ。これに尽きるのでしょう。
人間関係において「ご機嫌」を保つためのライフスキル
同意より理解
「同じ」を好むのが日本人の特徴であり、他者が「同じ」から外れるとモヤっとした経験が時々あるような気がします。
しかし無理に同意したり、相手に同意を求めることは下劣な行為なのかもしれません。同じ指紋をしてる人なんていないのと同じで、人と人が分かち合うことは不可能だと。それを頭の隅に置いとけば不機嫌はおこりにくいのかなと思いました。
そして同意の代わりに理解という解釈を入れれば、お互い不機嫌な感情がなくなるのかもしれません。
「同意ではなく理解する」少し難しいような気がしますがいつか掴みたいと思います。
正誤より相違
物事を〇✕で判断しないこと!正しいは正しいのですがその考えに囚われているとたしかに窮屈に思います。
なぜなら、正しいと思って行ったことが、相手にとっては不愉快に感じることがあるからです。
コロナが流行した時、マスクをしない人が殴られた事件がありました。殴った人はマスク装着は絶対であり正しいと思っているため、このパンチも悪者をこらしめる正義だと確信しています。この行為は規模が違うだけで戦争と変わりません。正義の押しつけが問題を起こす。すなわち不機嫌になるのだと思います。マスクをしない人は、発達障害や感覚過敏、皮膚や呼吸器の病気などの理由で着けたくても着けれなかったのかもしれません。
その相違に気づくことができたらパンチはでなかったと思われます。
期待より応援
期待こそまたまた下劣な行為なのだと思いました。例えば親が自分の子供に対して勝手に期待します。そして期待通りいかなかったら不機嫌になって怒るわけです。子供はベストを尽くしたのに。怒らなかったとしても期待される側は嬉しい反面、プレッシャーを感じ不機嫌な気持ちが生まれるでしょう。ところが、期待から応援に切り替えれば相手は嬉しいだけの感情が残り、リラックスして実力を発揮できるのです。また人にエネルギーを与えることによって自分のエネルギーが増す「フォワードの法則」があります。人を褒めると自分もご機嫌な気持ちになるように、応援すると自分もエネルギーが増しご機嫌になれるわけです。応援とは互いに元気になる素晴らしい行為なわけです。
スキル化するために大切なこと
スキル化するためには5つのステップ。
0 無知(知らない)
1 知識(知る)
2 意識(考える、気づく)
3 体感(感じる)
4 対話(話す)
5 繰り返す
1 知識(知る)
スキル化するために本書を読んでご機嫌がもたらす効果について知りました。まさに最強のライフスキル。
その一言です。
2 意識(考える、気づく)
毎日目を通す手帳に書いたりして忘れないように意識して過ごすようにしました。また記事を書いて例文を考え理解を深めました。
3 体感(感じる)
手帳に今日のテーマを書きライフスキルを実行してみました。例えば「今日一日、応援できることはすべて応援してみよう」などです。
4 対話(話す)
実行した時の感想、気づきなどを家族や職場で話すように心掛けました。コミュニケーションにもなり、話をしているだけでご機嫌になっていました。
5 繰り返す
本書を何度も読み直し学んだことを日々アウトプットしてスキル化を目指します。
最後に
不機嫌になる自分に情けなく嫌気がさしていたため、どうにか自分の機嫌をとる方法はないものかと思い本書を手にとりました。しかし、読み進めていくうえで少し誤解していることに気づきます。
それは機嫌が悪くなった時の対処法が学べると思いきや、そもそも機嫌を悪くしない心を作ろう!といった事前対処型だったということです。本当のご機嫌というのはストレスすら感じないのかもしれません。
そこまでの域に達するのには難しいかもしれませんが、本書を通して繰り返し触れられていたライフスキル。
こちらを伸ばす事によって充実した毎日が送れる事は間違いありません。
だからいつの日か「あなたはいつもご機嫌ですね。」そう言われる人間になれるように今日も励みたいと思います。
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